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雇用保険被保険者証とは?もらえる時期・再発行・紛失時の対応まで完全ガイド

雇用保険被保険者証とは、雇用保険の加入者に交付される被保険者番号が記載された書類です。いつ・どこでもらえるのか、紛失した場合の再発行方法、転職時の提出方法、マイナポータルでの確認手順までわかりやすく解説します。

雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入していることを示すとともに、本人に割り振られた被保険者番号を確認するための書類です。

主に、転職先で雇用保険の加入手続きをするときに使います。

ただし、会社によっては入社時に本人へ渡さず、そのまま社内で保管していることがあります。そのため、「雇用保険被保険者証を見たことがない」「退職したけれど手元にない」という人も珍しくありません。

なくしても再発行できます。転職できなくなるわけでもありません。

とはいえ、転職先から突然「提出してください」と言われると焦ります。どこにあるん。普通に困る。

この記事では、雇用保険被保険者証の役割やもらえる時期、紛失した場合の再発行方法、マイナポータルで被保険者番号を確認する方法までわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 雇用保険被保険者証の役割と記載内容
  • 雇用保険被保険者証と離職票の違い
  • いつ、どこでもらえるのか
  • もらっていないときの確認方法
  • 紛失した場合の再発行手続き
  • 再発行すると会社に知られるのか
  • マイナポータルで被保険者番号を確認する方法

この記事では2026年時点の公的情報をもとに解説しています。ハローワークによって窓口や郵送申請の取り扱いが異なる場合があるため、手続き前に最寄りのハローワークへ確認してください。

雇用保険被保険者証とは|役割と記載内容をわかりやすく解説

雇用保険被保険者証は、雇用保険の加入手続きが行われた際に交付される書類です。

転職して勤務先が変わっても、原則として同じ被保険者番号を引き継ぎます。

過去の雇用保険加入期間を正しくつなぎ、失業等給付を適切に受けるために使われる大切な書類です。

雇用保険被保険者証に書かれている「被保険者番号」とは

被保険者番号とは、雇用保険に加入する一人ひとりに割り振られる固有の番号です。

転職するたびに新しい番号が発行されるものではありません。

会社が変わっても、原則として同じ被保険者番号を使い続けます。

雇用保険被保険者証には、主に次の情報が記載されています。

  • 雇用保険被保険者番号
  • 被保険者の氏名
  • 生年月日

書式によっては、交付年月日などが記載されている場合もあります。

転職先の会社は、被保険者番号を使って雇用保険の資格取得手続きを行います。

前職と異なる被保険者番号で登録されると、雇用保険の加入履歴が知られてしまう可能性があります。

複数の番号が発行されていることに気づいた場合は、会社またはハローワークへ相談しましょう。必要に応じて、被保険者番号を統合する手続きが行われます。

雇用保険被保険者証と離職票の違い

雇用保険被保険者証と離職票は、どちらも雇用保険に関係する書類ですが、使う目的が異なります。

書類主な役割主に使う場面
雇用保険被保険者証被保険者番号や加入履歴を引き継ぐ転職先の雇用保険加入手続き
離職票退職理由や賃金、加入期間などを証明する失業給付の受給手続き

雇用保険被保険者証は、主に転職先へ提出する書類です。

一方、離職票は、退職後に失業給付の手続きをする際にハローワークへ提出します。

名前も見た目も似ているため混同しがちですが、別の書類です。

失業給付を申請する際は、原則として「離職票-1」と「離職票-2」が必要になります。雇用保険被保険者証だけでは、失業給付の受給手続きを完了できません。

雇用保険被保険者証はどんなときに必要になる書類か

雇用保険被保険者証が必要になる代表的な場面は、転職先で雇用保険へ加入するときです。

具体的には、次のような場面で提出や番号の確認を求められます。

  • 転職先へ入社するとき
  • 過去の雇用保険加入履歴を確認するとき
  • 被保険者番号が複数ある場合に番号を統合するとき
  • 雇用保険の加入状況を確認するとき
  • 一部の雇用保険関係手続きを行うとき

転職先が知りたいのは、主に雇用保険被保険者番号です。

会社によっては、被保険者証の原本ではなく、コピーや番号だけを求められる場合もあります。

提出方法は会社によって異なるため、入社書類の案内を確認してください。

雇用保険被保険者証はいつ・どこでもらえる?

雇用保険被保険者証は、会社が雇用保険の資格取得手続きを行った後、原則として会社を通じて本人へ交付されます。

ただし、会社が退職時まで保管しているケースもあります。

雇用保険被保険者証がもらえる時期|入社時・退職時

会社が雇用保険の資格取得届をハローワークへ提出すると、雇用保険被保険者証と資格取得等確認通知書が交付されます。

本来は、その後に会社から本人へ渡される書類です。

ただし、実際の受け取り時期は会社によって異なります。

入社後に受け取るケース

会社が資格取得手続きを完了した後、本人へ被保険者証を渡します。この場合は、自宅で退職や転職まで保管します。

会社が在職中に保管するケース

紛失防止などを理由に、会社が被保険者証を預かり、退職時に本人へ返却することがあります。

退職時に初めて受け取るケース

会社が入社時から保管していた場合は、源泉徴収票や離職票などと一緒に、退職後に渡されることがあります。

そのため、入社後に被保険者証を受け取っていなくても、ただちに雇用保険へ加入していないとは限りません。

雇用保険被保険者証はどこでもらえる?会社・ハローワーク

新たに雇用保険へ加入した際の雇用保険被保険者証は、通常、会社を通じて受け取ります。

会社が従業員の資格取得届をハローワークへ提出し、ハローワークが発行した書類を会社から本人へ渡す流れです。

一方、紛失した場合や会社から受け取れない場合は、ハローワークで再交付を申請できます。

状況主な受け取り先
初めて雇用保険に加入した勤務先の会社
会社が在職中に保管していた退職時に会社から受け取る
紛失したハローワークで再交付を申請する
被保険者番号だけ確認したい会社・ハローワーク・マイナポータル

「雇用保険被保険者証をもらってない」ときの確認方法

雇用保険被保険者証をもらった記憶がない場合は、まず現在または以前の勤務先へ確認しましょう。

次のように問い合わせれば問題ありません。

雇用保険被保険者証が手元にないのですが、会社で保管されていますか。すでに本人へ交付済みであれば、交付時期も教えていただけますでしょうか。

会社にも保管されておらず、本人も受け取っていない場合は、ハローワークへ相談できます。

また、自分が雇用保険へ加入しているか不安な場合は、ハローワークで雇用保険の加入記録を照会できます。

確認方法は次の3つです。

  • 会社の人事・総務担当者へ確認する
  • 給与明細で雇用保険料が控除されているか確認する
  • ハローワークまたはマイナポータルで加入記録を確認する

ただし、給与明細から雇用保険料が引かれていても、会社の資格取得手続きが正しく行われているとは限りません。

確実に確認したい場合は、雇用保険被保険者証、資格取得等確認通知書またはマイナポータルの加入記録を確認しましょう。

雇用保険被保険者証がない・なくしたとどうなる?

雇用保険被保険者証をなくしても、雇用保険の加入履歴そのものが消えるわけではありません。

転職もできますし、再交付も可能です。

ただし、転職先の手続きが遅れる可能性があるため、必要になる前に確認しておきましょう。

雇用保険被保険者証を紛失した場合のリスク

雇用保険被保険者証を紛失しても、雇用保険の資格や加入期間が自動的に失われることはありません。

加入記録はハローワーク側で管理されているからです。

ただし、次のような影響が出る可能性があります。

  • 転職先へ被保険者番号をすぐ伝えられない
  • 雇用保険の資格取得手続きに時間がかかる
  • 別の被保険者番号で登録される可能性がある
  • 過去の加入記録の確認に手間がかかる
  • 会社との書類のやり取りが増える

特に注意したいのが、被保険者番号の重複です。

転職先が以前の番号を確認できず、新しい番号で資格取得手続きをしてしまうと、加入記録が分かれる場合があります。

後から統合できますが、本人の給付に影響する可能性もあるため、早めに同じ番号へまとめることが大切です。

雇用保険被保険者証がないと転職・失業給付で困るケース

転職先では、雇用保険の加入手続きに被保険者番号が必要です。

被保険者証がない場合でも、氏名、生年月日、前職の会社名などから、会社やハローワークが過去の番号を確認できる可能性があります。

そのため、被保険者証がないだけで入社できなくなるとは限りません。

ただし、会社から提出期限を指定されている場合は、手続きが遅れる可能性があります。

一方、失業給付の申請では、主に離職票が必要です。

雇用保険被保険者証がないだけで、ただちに失業給付を申請できなくなるわけではありません。

ただし、被保険者番号や加入記録の確認が必要になった場合は、手続きに時間がかかることがあります。

「なくても絶対に問題ない」ではなく、「なくても確認や再発行で対応できる」と考えましょう。

雇用保険被保険者証の再発行手続き

雇用保険被保険者証を紛失・破損した場合は、ハローワークの窓口、郵送または電子申請で再交付を申請できます。

窓口で申請する場合は、本人確認書類を忘れずに持参しましょう。

雇用保険被保険者証の再発行はどこでできる?|ハローワーク窓口

雇用保険被保険者証は、最寄りのハローワークで再交付を申請できます。

以前の勤務先を管轄するハローワークでなければ絶対に申請できない、というわけではありません。

ただし、ハローワークによって担当窓口や受付方法が異なる場合があります。

来所前に電話や公式サイトで、次の点を確認しておくと安心です。

  • 被保険者証の再交付を受け付けている窓口
  • 受付時間
  • 必要な本人確認書類
  • 当日交付が可能か
  • 予約が必要か

窓口で申請するときは、「雇用保険被保険者証再交付申請書」を提出します。

申請書は窓口でも受け取れますが、事前にダウンロードして記入しておくとスムーズです。

雇用保険被保険者証の再発行に必要なもの・再交付申請書の書き方

ハローワークの窓口で再交付を申請する場合は、主に次のものを用意します。

  • 雇用保険被保険者証再交付申請書
  • 本人確認書類
  • 以前勤務していた会社の名称や所在地がわかるもの
  • 被保険者番号がわかる書類があればその書類

本人確認書類として一般的に使えるのは、次のような書類です。

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 官公庁が発行した顔写真付きの身分証明書

顔写真付きの本人確認書類がない場合は、住民票や公的医療保険の資格確認書など、複数の書類を求められることがあります。

申請書には、主に次の内容を記入します。

  • 申請者の氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 被保険者番号
  • 最後に勤務していた事業所の名称と所在地
  • 資格取得年月日
  • 再交付を希望する理由

被保険者番号や資格取得年月日がわからない場合は、空欄のまま提出できることもあります。

前職の会社名や在籍期間など、わかる範囲の情報を記入し、窓口で相談しましょう。

紛失理由は「紛失したため」「転職に伴い必要となったが所在不明のため」など、事実を簡潔に書けば問題ありません。

雇用保険被保険者証をネット|電子申請で再発行する方法

雇用保険被保険者証の再交付は、e-Govを使った電子申請にも対応しています。

電子申請では、雇用保険被保険者証再交付申請の手続きを検索し、必要事項を入力して申請します。

おおまかな流れは次のとおりです。

  1. e-Gov電子申請へアクセスする
  2. 利用者登録またはログインを行う
  3. 雇用保険被保険者証再交付申請を検索する
  4. 申請者情報や過去の勤務先を入力する
  5. 本人確認書類の写しを添付する
  6. 申請内容を確認して送信する
  7. 審査後、再交付された書類を受け取る

電子申請の場合も、本人確認書類の添付が必要です。

入力漏れや添付漏れがあると、審査が止まったり、補正を求められたりします。

なお、ネット上で申請すれば、その場ですぐに被保険者証のPDFが発行されるとは限りません。

交付方法や処理期間は、申請先のハローワークや手続き状況によって異なります。

急いでいる場合は、窓口申請のほうが早い可能性があります。

雇用保険被保険者証の再発行は即日でできる?

ハローワークの窓口では、本人確認や加入記録の確認ができれば、即日再交付される場合があります。

ただし、必ず即日で受け取れるとは限りません。

次のような場合は時間がかかる可能性があります。

  • 過去の雇用保険加入記録をすぐ確認できない
  • 氏名や住所が以前と変わっている
  • 被保険者番号が複数存在する
  • 本人確認書類が不足している
  • 申請書に記入漏れがある
  • 窓口が混雑している

郵送申請では、書類の往復や審査があるため、1週間程度またはそれ以上かかる場合があります。

転職先への提出期限が迫っている場合は、ハローワークへ事前に電話し、即日交付が可能か確認してから来所しましょう。

雇用保険被保険者証を再発行すると会社にバレる?

本人がハローワークへ再交付を申請しても、現在または以前の会社へ自動的に通知されるのが通常の手続きではありません。

そのため、自分で再交付を申請しただけで、会社へ必ず知られるとは限りません。

ただし、次のような場合は会社が再交付について知る可能性があります。

  • 会社に再交付手続きを依頼した
  • 申請に必要な勤務先情報を会社へ確認した
  • 再交付後の被保険者証を会社へ提出した
  • 被保険者番号の重複や訂正で会社の手続きが必要になった

そもそも、雇用保険被保険者証をなくしたこと自体で、会社から処分を受けるような書類ではありません。

再交付できる書類なので、必要以上に隠す必要はないでしょう。

転職・退職時の雇用保険被保険者証の使い方

転職時は、雇用保険の加入履歴を引き継ぐため、転職先へ雇用保険被保険者証または被保険者番号を提出します。

退職時には、会社が保管していた被保険者証が返却されているか確認しましょう。

転職先に雇用保険被保険者証を提出するタイミング

雇用保険被保険者証は、入社時の書類提出と一緒に求められるケースが一般的です。

具体的には、次のタイミングで提出します。

  • 入社前の必要書類提出時
  • 入社初日
  • 会社から雇用保険手続きの案内を受けたとき

会社によっては原本を提出し、手続き後に返却されます。

コピーのみ提出する場合や、被保険者番号を入社手続き用のフォームへ入力するだけの場合もあります。

原本を渡す場合は、念のためコピーや写真を保管しておくと安心です。

手元にない場合は、会社へ早めに伝えましょう。

雇用保険被保険者証を紛失しており、現在再交付の手続きを進めています。被保険者番号が確認でき次第、速やかに提出いたします。

提出が少し遅れただけで採用が取り消されるケースは一般的ではありませんが、黙って放置するのは避けましょう。

退職時に雇用保険被保険者証を会社から受け取る流れ

会社が雇用保険被保険者証を保管している場合は、退職時または退職後に返却されます。

退職時には、次の書類もあわせて確認しましょう。

  • 雇用保険被保険者証
  • 離職票-1・離職票-2
  • 源泉徴収票
  • 退職証明書
  • 健康保険資格喪失証明書
  • 年金手帳または基礎年金番号通知書

すべての書類が同時に届くとは限りません。

離職票や源泉徴収票は、退職後に郵送されることがあります。

退職後も雇用保険被保険者証が届かない場合は、まず会社の人事・総務担当者へ確認してください。

会社が保管しておらず、本人も持っていない場合は、ハローワークで再交付を申請できます。

マイナポータルで雇用保険被保険者証を確認する方法

マイナンバーカードがあり、雇用保険の被保険者番号とマイナンバーが正しくひも付いていれば、マイナポータルで雇用保険の加入記録や被保険者番号を確認できます。

ただし、マイナポータルに紙の雇用保険被保険者証そのものが表示されるとは限りません。

被保険者番号の確認と、紙の被保険者証の再交付は分けて考えましょう。

マイナポータルで被保険者番号を確認する手順

マイナポータルで雇用保険被保険者番号を確認する基本的な流れは次のとおりです。

  1. マイナポータルへログインする
  2. マイナンバーカードで本人認証を行う
  3. 雇用保険に関する情報または雇用保険WEBサービスを開く
  4. 雇用保険の加入記録を取得する
  5. 表示された被保険者番号を確認する

マイナポータルの画面やメニュー名は、サービス更新によって変更される場合があります。

見つからない場合は、マイナポータル内で「雇用保険」「被保険者番号」などと検索してください。

被保険者番号が表示されない場合は、次の原因が考えられます。

  • ハローワークにマイナンバーが登録されていない
  • 被保険者番号とマイナンバーが正しくひも付いていない
  • 照会先のシステムがメンテナンス中である
  • マイナポータルの情報取得に一時的なエラーが発生している

ハローワークにマイナンバーが登録されていない場合は、勤務先を通じて届出が必要になることがあります。

画面の再読み込みで表示される場合もあるため、時間を空けて再度試しましょう。

なお、マイナポータルで被保険者番号を確認できれば、転職先によっては番号を伝えるだけで手続きを進められる場合があります。

紙の被保険者証の原本提出を求められた場合は、会社へマイナポータルの画面で代用できるか確認するか、ハローワークで再交付を申請してください。

雇用保険被保険者証に関するよくある質問

雇用保険被保険者証に有効期限はありますか?

一般的な有効期限はありません。

転職しても原則として同じ被保険者番号を使用するため、退職後も処分せず保管しておきましょう。

雇用保険被保険者証はコピーでも大丈夫ですか?

会社によって異なります。

被保険者番号の確認だけが目的であれば、コピーや写真、番号の申告で対応できる場合があります。

原本を求められた場合は、会社の案内に従ってください。

雇用保険被保険者証を会社に提出すると前職がバレますか?

雇用保険被保険者証には、通常、被保険者番号、氏名、生年月日などが記載されています。

提出する書式によっては、前職の会社名が記載されていない場合があります。

ただし、雇用保険の加入手続きや履歴確認の過程で、申告内容との不一致が明らかになる可能性はあります。

職歴を偽る目的で被保険者証を提出しないことは避けましょう。

雇用保険被保険者証を再発行した後、古いものが見つかったらどうしますか?

同じ被保険者番号が記載されている場合は、再発行された新しい書類を保管すれば問題ありません。

異なる番号が記載されている場合は、番号が重複している可能性があります。

両方の書類を持ってハローワークへ相談し、番号の統合が必要か確認してください。

雇用保険被保険者証は退職前でも再発行できますか?

在職中でも再交付を申請できます。

会社で保管している可能性もあるため、まず人事・総務担当者へ確認しましょう。

会社にもなく、本人も紛失している場合は、ハローワークで再交付を申請できます。

雇用保険被保険者証がなくても失業保険を申請できますか?

失業給付の受給手続きでは、主に離職票-1と離職票-2、本人確認書類などが必要です。

雇用保険被保険者証がないだけで、必ず申請できなくなるわけではありません。

ただし、被保険者番号や加入記録の確認が必要になることがあります。手元にないことをハローワークの窓口で伝えましょう。

会社が雇用保険被保険者証を渡してくれない場合はどうしますか?

まず会社の人事・総務担当者へ、会社で保管しているか確認しましょう。

会社へ確認しても交付されない場合や、会社へ問い合わせることが難しい場合は、ハローワークへ相談できます。

雇用保険の加入状況の照会や、被保険者証の再交付を申請できる可能性があります。

雇用保険被保険者証をなくしたら悪用されますか?

雇用保険被保険者証だけで、預金を引き出したり、本人になりすまして雇用保険給付を受けたりすることは通常困難です。

ただし、氏名、生年月日、被保険者番号などの個人情報が記載されています。

紛失に気づいたら探し、必要に応じて再交付を申請しましょう。

まとめ|雇用保険被保険者証がない場合は会社かハローワークへ確認しよう

雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入している人の被保険者番号を確認し、転職後も加入履歴を引き継ぐための書類です。

主に、転職先の雇用保険加入手続きで使用します。

会社によっては入社後に本人へ渡さず、退職時まで保管していることがあります。

手元にない場合は、次の順番で確認しましょう。

  1. 現在または以前の会社へ保管状況を確認する
  2. マイナポータルで被保険者番号を確認する
  3. ハローワークで加入記録を照会する
  4. 紛失している場合は再交付を申請する

被保険者証をなくしても、過去の雇用保険加入記録が消えるわけではありません。

ハローワークの窓口、郵送または電子申請で再交付できます。

転職先への提出期限が近い場合は、会社へ紛失していることを伝えたうえで、早めにハローワークへ相談しましょう。

また、退職後に失業給付を申請する場合は、雇用保険被保険者証だけでなく、離職票が必要です。

退職後に必要な書類や手続きがわからない場合は、一人で判断せず、ハローワークや専門家へ確認することが大切です。

退職後にもらえるお金や必要な手続きを整理できていますか?

失業給付、傷病手当金、健康保険の切り替えなど、退職前後には期限のある手続きが複数あります。

自分が利用できる制度や、退職前に済ませるべき手続きがわからない場合は、退職届を出す前に専門家へ相談しておきましょう。

退職後に利用できる制度について相談する

監修者:和久田 典宏(わくだ のりひろ)
弁護士/未来創造弁護士法人

静岡県浜松市出身。司法試験合格後、弁護士として企業法務を中心に活動しています。

現在は、経営者との継続的な対話を通じて、契約書の作成・確認、事業上のリスク整理、トラブル予防などを支援。年間200通を超える契約書関連の依頼に対応し、法的なリスクを指摘するだけでなく、事業の実態やビジネスモデルを踏まえた実務的な提案を強みとしています。

主な所属・活動
・東京弁護士会 中小企業法律支援センター
・東京弁護士会 新進会員活動委員会
・日本弁護士連合会 法曹養成制度改革実現本部 広報チーム幹事

主なセミナー・講演実績
・日本M&Aセンター
・AZ-COM丸和・支援ネットワーク
・その他、企業・経営者向け講演多数