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傷病手当金の支給日はいつ?申請から振込までの期間と初回・2回目以降の目安

最終更新:2026年7月

「傷病手当金の支給日はいつ?」「申請したのに、なかなか振り込まれない……」——療養中は収入が不安定になりがちで、いつお金が入るのかは切実な問題です。

実は、傷病手当金には給与のような決まった「支給日」がありません。申請するたびに審査が行われ、問題がなければ振り込まれる仕組みです。この記事では、傷病手当金が振り込まれるまでの期間の目安と、初回・2回目以降の違い、遅くなる理由や早めるコツをわかりやすく解説します。

この記事の結論・傷病手当金に「毎月◯日」という決まった支給日はありません。・協会けんぽの場合、申請書の受付から振込まで、おおむね2週間〜1カ月が目安です。・初回は書類の不備などで遅れやすく、2回目以降は比較的スムーズです。

傷病手当金に決まった「支給日」はない

傷病手当金は、給与のように「毎月25日に振り込まれる」といった固定の支給日があるわけではありません。療養で働けなかった期間について申請書を提出し、健康保険(協会けんぽや健康保険組合)が内容を審査したうえで、問題がなければ指定口座に振り込まれます。

つまり、支給のタイミングは「いつ申請したか」「審査がいつ終わったか」によって決まります。申請が遅れれば、その分だけ振込も遅くなります。

※ 傷病手当金は一般に、1カ月ごとなど一定の期間をまとめて申請します。申請には、医師や事業主(在職中の場合)の証明が必要です。

申請から振込までの期間の目安

加入している健康保険によって多少異なりますが、協会けんぽの場合の目安は次のとおりです。

区分振込までの目安備考
初回2週間〜1カ月程度書類不備があると再提出でさらに延びる
2回目以降約2週間継続申請のため比較的スムーズ

協会けんぽでは、申請書を受け付けてから支払いが可能な場合、おおむね10営業日以内(暦の上で約2週間)に振り込まれるのが目安とされています。ただし、これは書類に不備がない場合の話です。

※ 健康保険組合の場合は、独自の支給スケジュールや処理期間があることがあります。詳しくは加入先の健康保険にご確認ください。

初回の支給が遅くなりやすい理由

「申請したのに振り込まれない」と感じるのは、多くが初回です。次のような理由で遅れることがあります。

  • 申請書に記入もれ・記入ミスがあり、返却されて再提出になった
  • 医師や事業主の証明の記入・提出に時間がかかった
  • 初回は審査に時間がかかることがある
  • ゴールデンウィークや年末年始などの連休を挟んだ

特に多いのが書類の不備です。返却されて再提出すると、そこからさらに10営業日ほどかかり、結果として初回の振込まで1カ月程度かかることもあります。

要注意:書類の不備が最大の遅延要因傷病手当金の申請書には、本人記入欄のほか、医師の証明欄・事業主の証明欄があります。どれか一つでも不備があると差し戻されるため、提出前の確認が重要です。

傷病手当金が振り込まれるまでの流れ

  1. 連続3日間の待期を含め、4日以上仕事を休む
  2. 療養した期間について、傷病手当金支給申請書を用意する
  3. 医師の証明・(在職中は)事業主の証明を記入してもらう
  4. 加入している健康保険(協会けんぽ・健保組合)へ提出する
  5. 審査を経て、問題がなければ指定口座に振り込まれる

申請は療養期間が過ぎてから行うため、「働けなかった期間 → 申請 → 振込」という流れになり、実際にお金を受け取れるのは働けなかった時期から少し先になります。

支給を少しでも早めるコツ

  • 書類の不備をなくす……本人・医師・事業主の記入欄を、提出前にすべて確認する
  • 証明を早めに依頼する……医師や会社への証明依頼は、余裕をもって早めに行う
  • 申請を先延ばしにしない……申請が遅れると振込も遅れる。期間が過ぎたら早めに申請する
  • 連休前の提出を意識する……大型連休を挟むと遅れやすいため、可能なら前に提出する

退職後の傷病手当金の支給日は?

退職後も継続して傷病手当金を受け取る「資格喪失後の継続給付」でも、支給のタイミングの考え方は同じです。申請ごとに審査を経て振り込まれます。ただし、退職後は事業主の証明が不要になるなど、在職中と手続きが一部変わります。

なお、退職後の継続給付には、退職日までの加入期間や退職日の扱いなど、細かい条件があります。条件を満たさないと支給自体が受けられないため、退職前に確認しておくことが大切です。

傷病手当金以外にも、受け取れる給付を確認しましょう

療養中や退職後は、傷病手当金だけでなく、失業手当や再就職手当など、状況に応じて受け取れる給付があります。これらをまとめて「退職給付金」と呼び、順番を工夫して組み合わせることで、受け取れる総額を増やせる場合があります。

ただし、どの給付を・どの順番で・いつ申請すればよいかの判断は複雑です。申請のタイミングを誤ると、振込が遅れたり、受け取れる額が減ったりすることもあります。

退職前アドバイザーの特長・社会保険労務士事務所の監修、第一東京弁護士会所属の顧問弁護士が就任・サポート実績 4,500名以上/契約者の97%以上が受給承認・申請のタイミングや書類準備を、専門家が個別にサポート・返金保証つき・全国対応・診断書がなくても相談可

※ 受給の可否・金額・支給時期は加入している健康保険や個々の状況により異なり、すべての方の受給を保証するものではありません。

傷病手当金の支給日に関するよくある質問

Q. 傷病手当金は申請してから何日で振り込まれますか?

A. 協会けんぽの場合、書類に不備がなければ受付から約10営業日(暦で約2週間)が目安です。初回や不備があると1カ月程度かかることもあります。

Q. 決まった支給日はありますか?

A. ありません。給与のような固定の支給日はなく、申請ごとに審査を経て振り込まれます。

Q. 2回目以降は早く振り込まれますか?

A. 継続申請のため、初回より比較的スムーズで、約2週間が目安です。

Q. なかなか振り込まれないのはなぜですか?

A. 多くは書類の不備による差し戻しや、証明の提出待ち、連休を挟んだことが原因です。申請書の記入もれを確認しましょう。

まとめ|支給日の仕組みを知り、スムーズに受け取ろう

傷病手当金には決まった支給日がなく、申請するたびに審査を経て振り込まれます。協会けんぽの場合、書類に不備がなければ受付から約2週間、初回や不備があれば1カ月程度が目安です。

少しでも早く受け取るには、書類の不備をなくし、証明を早めに依頼し、申請を先延ばしにしないことが大切です。また、傷病手当金以外にも受け取れる給付がないかを確認することで、療養中・退職後の生活をより安定させられます。申請のタイミングや組み合わせに不安がある方は、専門家に相談してみましょう。

本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。傷病手当金(健康保険)の制度や処理期間は、加入する健康保険や時期により異なる場合があります。支給時期・支給可否については、加入する健康保険(協会けんぽ・健康保険組合)や専門家にご確認ください。

監修者:和久田 典宏(わくだ のりひろ)
弁護士/未来創造弁護士法人

静岡県浜松市出身。司法試験合格後、弁護士として企業法務を中心に活動しています。

現在は、経営者との継続的な対話を通じて、契約書の作成・確認、事業上のリスク整理、トラブル予防などを支援。年間200通を超える契約書関連の依頼に対応し、法的なリスクを指摘するだけでなく、事業の実態やビジネスモデルを踏まえた実務的な提案を強みとしています。

主な所属・活動
・東京弁護士会 中小企業法律支援センター
・東京弁護士会 新進会員活動委員会
・日本弁護士連合会 法曹養成制度改革実現本部 広報チーム幹事

主なセミナー・講演実績
・日本M&Aセンター
・AZ-COM丸和・支援ネットワーク
・その他、企業・経営者向け講演多数